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高齢妊娠・出産を考える3 [高齢妊娠・出産]

近年の妊娠、出産事情の傾向である高齢妊娠・出産について
読売新聞「医療ルネサンス」よりご紹介します。

----読売新聞2011/5/19朝刊より転載---------------------------

高齢妊娠・出産

『体重管理と体力作り意識』

結婚して13年目。待望の妊娠だった。東京都品川区の会社員
C子さん(40)は、大学病院でのお産ではなく、家族や
信頼できる医師、助産師らに囲まれ、陣痛促進薬などはなるべく
使わずに産みたいと考えていた。

一方で、高齢だとお産の進行中にトラブルが起きやすく、
帝王切開になりやすいとも聞いていた。

出産場所に選んだ育良クリニックは、担当の助産師がついて、
出産まで支えてくれる。常勤の産科医が3人いて、母子の命に
危険が及ぶおそれが出たら、いつでも緊急の帝王切開手術が行える
態勢であるのも心強かった。

年齢が高いと高血圧や糖尿病の割合も高い。持病がなくても、
妊娠中に軽い高血糖などが出ることも増える。治療や安静のため
入院が必要になることもある。

胎盤が子宮口をふさぐ前置胎盤なども増え、計画的に帝王切開を
行なうケースが多くなる。さらに初産だと、産道の固さや陣痛が
弱いなどの理由から、緊急の帝王切開手術が必要になる頻度も高くなる。

ただし長年、日赤医療センターで数多くの高齢妊娠を担当してきた
同クリニック院長の浦野晴美さんは、「高齢になるほど個人差が大きく
一律に帝王切開などの処置が必要になるということではありません」
と話す。

重要なのは体重管理だ。妊娠中の適度な運動と食事は年齢に関係なく
大切だが、高齢妊娠では特に自覚をもって心がけてもらう。

体重が増えすぎると、血糖値や血圧に影響が出るほか、産道にも
脂肪がついて難産になるためだ。

長時間の陣痛を乗り切るには、体力作りも必要だ。ウォーキングや
ヨガ、水泳などで持久力をつける。

C子さんは、30歳代から週1回、呼吸や姿勢を意識しながらゆっくりと
体を動かす「ピラティス」の個人レッスンや、ジム通いを始めており、
ピラティスは臨月まで続けた。さらにクリニックで教わったスクワットを
自宅で1日20回ほど行った。

1時間以上かけ、ゆっくり歩くことも心がけた。

外食が多く、朝食を抜くこともあった食事は、自炊中心にした。食べ過ぎに
注意し、口さみしい時は、お茶を飲んだ。

妊娠中、異常は見つからず、2010年12月、3146グラムの長女を
出産した。「18時間の陣痛にも、ばてなかったのは体力づくりのおかげ。
体力勝負の育児にも、お産に向けて体力をつけてきたことが役立っています」
と話す。

----------------転載ここまで-----------------------------------------



高齢になるほど個人差が大きいとのお話がありましたが、
つまり、どれだけ日頃から妊娠、出産に適した体の準備をしているか?
というのが、個人差となって表れてくるのです。

だから赤ちゃんを授かり、赤ちゃんを産むという事は
赤ちゃんを受け入れることのできる体に整えることが大切なのです。

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