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高齢妊娠・出産を考える [高齢妊娠・出産]

近年、様々な事情から高齢妊娠・出産される方が増えています。
しかし、この傾向は高齢化とともに妊娠確率が下がることで
同時に不妊に悩まれる女性が増える原因にもなっているのです。

では、近年の妊娠、出産事情はどのようになっているのでしょう?

読売新聞の「医療ルネサンス」で特集が組まれていましたので、
何かの参考になればと思い、ご紹介させていただきます。

----読売新聞2011/5/17朝刊より転載----------------

高齢妊娠・出産

『ホルモン剤 卵子成長促す』


「出産まで苦労したけれど、あきらめなくて良かった」。
神奈川県藤沢市の主婦Aさん(41)は、生後2ヶ月の長女を抱き
笑顔を見せた。

2003年、34歳で結婚し、05年から本格的に不妊治療を始めた。
夫婦の卵子と精子を、体外で受精させ、子宮に戻す体外受精を
繰り返したが、うまくいかなかった。

夫(39)の精子に異常はない。失敗の度、「私が年だから」と落ち込んだ。

1回の体外受精で妊娠、出産まで至る確率は、30歳だと18%なのが、
40歳だと7%まで下がる。年をとると、うまく受精しなかったり、
受精しても子宮に戻せる段階にまで発育しなかったりと、
卵子の質が悪くなるからだ。

08年夏、A子さん夫婦は、3ヶ所目となる東邦大医療センター大森病院
リプロダクションセンターを受診し、産婦人科准教授の片桐由起子さんの
診察を受けた。

体外受精では、卵子の成長を促すホルモンの分泌を補うため、
注射や飲み薬によるホルモン剤を使うことが多い。
A子さんの場合、それまでのクリニックでは、同じ種類のホルモン剤を
同じ量使う手順を繰り返してきたが、うまくいかなかった。

そこで、治療のたびに、ホルモン値の変化や卵子の発育状況を確かめながら、
薬の種類や量、採卵の時期を調整し、最適な方法を探った。
09年末に一度は流産したが、10年5月の体外受精で再び妊娠し、
11年2月、長女を出産した。

片桐さんは、「成長できる質の良い卵子が排卵される機会は年齢とともに
減るが、妊娠に望ましいホルモンの状態を整えたことで、数少ない
チャンスを生かすことができた。」と話す。

国内での出産年齢は、第一子が29.7歳と35年前に比べ4歳上昇。
35~39歳での出産が20%、40歳以上が3%と、高齢での出産も
それぞれ約6倍に増えている。
不妊治療の進歩も理由の一つだ。

ただし、「年をとれば、妊娠、出産が難しくなることに変わりはない」と
片桐さん。卵子を若返らせる方法はなく、閉経が近くなると
ホルモン剤を使っても卵子の採取がほぼできなくなるためだ。

不妊治療にかかる費用や精神的な負担も大きい。
「自分なりに40歳をタイムリミットと考えていた。家の窓を閉め切って
大声で泣いたことも、一度や二度ではありません」とA子さんは振り返る。

増え続ける高齢妊娠・出産について考える。

----------転載ここまで-------------------------------


高齢になればなるほど、妊娠、出産が難しいことがデータでも
ハッキリしています。

しかし、同じ年齢でも個人によってカラダ年齢には大きな差があります。
妊娠するために大切なことは、実年齢に加えて、カラダ年齢がとても大切です。

そのカラダ年齢は、日常の生活や食事、そしてある方法を実践することで
健康で、若々しい細胞に変化させることが可能なのです。

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